地域の皆さまの認知症予防のためのクリニックです。

院長挨拶

当クリニックは、医療にかかわる人材を育成している京都光華女子大学が、認知症の治療や予防を専門の目的として設立しました。人生100年時代に入り、もともとはまれな長寿のヒトがかかる病気であった認知症は、誰もが気にし、予防を心がけるべき病気になりました。当クリニックは、認知症の治療だけでなく、その前段階から、進行を抑え、予防することを目指したクリニックです。地域の皆さまの健康寿命を延ばすことに貢献することを目指しています。

院 長 上田 敬太

クリニックについて

早期相談によるもの忘れ(認知症)予防、フレイル予防を目的としたクリニックです。女子大学ならではの視点を生かし、地域の皆さまが安心して暮らせるよう地域包括ケアの一部として心と健康に寄り添ったクリニックを目指します。

※当クリニックは急患の受け入れは行っておりません。

基本理念

  • ・もの忘れ予防等の支援により、地域の方の健康増進・地域医療の発展に貢献します。
  • ・大学の併設施設として、医療・福祉に関する教育・研究を実践します。

実施内容

  • ・もの忘れ(認知症)予防・フレイル*1予防の支援、診療、及び研究を行います。
  • ・認知症につながる骨粗鬆症や運動機能低下、栄養不足等の予防対策を実践・研究します。
  • ・地域包括ケアシステムで活躍できる人材の育成の場とします(大学の実習施設)。*2
  • ・クリニックの活動を通し、得た知見を研究業績としてまとめ、発表します。
  • *1フレイルとは、健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のこと
  • *2言語聴覚士、看護師等医療・福祉専門職の養成のために活用します。

医師紹介

院長
上田 敬太 うえだ けいた
略 歴 
1996年京都大学医学部卒業
1997~2001年内科を中心に研修
2001~2002年京都大学医学部附属病院精神科(非常勤医員)
2002~2004年大阪赤十字病院(精神科常勤医師)
2008年京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座博士課程 研究指導認定退学
2009~2021年京都大学医学部附属病院助教(2019年10月より講師に昇任)
2021~京都光華女子大学健康科学部医療福祉学科言語聴覚専攻 教授(~現在)
顧問
秋口 一郎 あきぐち いちろう
略 歴 
1970年京都大学医学部卒業
1977年京都大学老年科助手
1985年京都大学神経内科講師
1991~2001年京都大学神経内科助教授
2001年康生会武田病院神経脳血管センター長(~現在)
2001~2011年ウィーン大学神経研究所客員教授
2011~2017年京都光華女子大学健康科学部教授
2017年京都認知症総合センター顧問・支援研究所長(~現在)
2018年京都光華女子大学健康科学部客員教授(~現在)
顧問
石川 光紀 いしかわ みつのり
略 歴 
1981年京都大学医学部医学科卒業
1983年滋賀県、公立甲賀病院内科勤務
1985年京都大学医学部神経内科大学院入学
1989年京都大学医学部神経内科大学院修了(博士号取得)
1989年寿会洛陽病院内科勤務
1991年寿会洛陽病院内科医長
1992年寿会洛陽病院内科部長
1998年寿会洛陽病院退職
1998年医療法人 石川医院開業(標榜:内科・神経内科)(~現在)

診療について

診療科目

脳神経内科

診療時間・休診日

診療時間
9:30~12:30

(受付開始 9:00)

17:30~19:30

(受付開始 17:00)

【上記休診日以外の休診日】

①祝日②学園創立記念日(9/15)③年末年始④盂蘭盆会⑤その他、学園が定める日

※第2・4火曜の午後は休診※第5金曜の午後は休診

診療時間ごとの担当医

診療時間
9:30~12:30

(受付開始 9:00)

藤竹 純子 西川 智文 神吉 理枝 上田 敬太(第1・3・5週)
恒石 桃子(第2・4週)
17:30~19:30

(受付開始 17:00)

石川 光紀(第1・3・5週) 秋口 一郎(第1・3週)
川崎 照晃(第2・4週)

診療内容

アルツハイマー病や脳血管性認知症などの発症を心配されている方々に、現状の判定と認知症の予防を指導し、診療します。

認知症以外の脳神経内科の疾患においては、かかりつけ医の紹介状をお持ちの場合は受診の予約が可能です。
それ以外の場合も診察できる場合がありますので、お電話にてご相談ください。
なお、病名がわかっていない場合も、お電話でご相談くだされば診察可能な場合があります。

また、本学の学生等において、頭痛等、神経内科領域の症状で学業に差し障りがある場合は診療します。

フレイルとは

加齢に伴い、筋力が衰え、疲れやすくなり家に閉じこもりがちになるなど、体力や気力が弱まっている状態のことです。当クリニックでは、デキサ法による骨密度・筋肉(水分)量、脂肪量測定を行い、フレイルの判定や予防対策を行います。

「フレイル」チェック!あなたは大丈夫?1.食欲がなく、やせてきた気がする 2.なかなか疲れがとれなくなってきた 3.歩くのが遅くなった 4.力が入らなくなってきた 5.出かけるのがおっくになった

気になる項目があればご相談ください。

フロアマップ

主な検査

X線検査機

一般的にレントゲン写真といわれるものです。当クリニックでは撮影にデジタル装置を導入し、最新のFPDを採用しています。これにより患者さんにより優しい検査を提供できます。

骨密度測定装置(DXA)

骨を構成するカルシウム量(骨量)を測定し、骨の強度を調べる装置です。骨密度が低下すると、「骨粗鬆症」になり骨の丈夫さが低下し、骨折しやすくなります。

心電図

脳梗塞の原因となる心房細動をチェックします。

神経心理学的検査

認知症の症状としてあらわれる、記憶力、遂行能力(計画を立て、うまく実行する能力)、注意力などを中心に検査を行い、認知機能について数値化して評価をすることができます。当クリニックでは、神経心理学的検査を用いて、認知症の前段階から、包括的な評価を行うことが可能です。

診療の予約方法

ご本人・ご家族より電話にて診療予約
※診療予約は受診希望日までの受付時間内にご予約ください。
 なお、診療枠が空いている場合は、当日の予約・診療も可能です。
※受付時間内にご予約が難しい方はこちら
「問診票」を事前にご記入いただきご持参ください
※来院後にご記入いただくこともできます。
かかりつけ医・医療機関、福祉・介護施設などの
「紹介状(診療情報提供書)」があればご持参ください

診療予約・電話受付時間

月曜日・水曜日
午前9:00~12:30
火曜日・金曜日
午前9:00~12:30   午後5:00~7:30

※休診日は電話受付は行っておりません。

電話番号
TEL.075-325-1711

問診票ダウンロード

受診時の持ち物

受診時にお手持ちの被保険者証等をご掲示ください。

  • 健康保険証
  • おくすり手帳(ない場合は処方歴がわかる資料)
  • 問診票(事前にご記入ください/※来院後にご記入いただくこともできます。)
  • かかりつけ医の紹介状(診療情報提供書)があればご提出ください。

アクセス

電車で:阪急京都線「西京極」駅から徒歩約7分 バスで:光華女子学園前

京都光華女子大学との連携

地域包括ケアシステムで活躍できる人材を育成するため、言語聴覚士、看護師等医療・福祉専門職の養成のために実習施設として活用し、大学との連携を図ります。クリニックの専門スタッフに加えて、大学教員も患者さまの治療や訓練にあたります。

在宅ケア時代に必要な「専門職間のチーム力」を育む

大学の取り組み

地域全体で医療や介護にあたる「在宅ケア」時代が到来し、老後をどう過ごすかという関心が高まっています。京都光華女子大学は地域包括ケアシステムで活躍できる人材を育成します。

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